コピーライター杉浦由佳

東京在住のライターと編集者によるスモールオフィスの代表。
コピーライター。自分史エッセイ塾講師。

トレンド雑誌にコラム広告のコピー、ニュースサイトにインタビュー記事、企業のブランディングコピーなど。

元ITエンジニアの、昔とった杵柄から、得意分野の一つはIT・デジタル製品。最近は情報セキュリティ関連の記事を多く執筆。

自分史エッセイ塾では、自分のストーリーを短いエッセイにまとめる作品づくりを通して、文章の組み立て方や表現力を指南。

オフィスマーケティングスタッフ
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記事一覧(85)

互いを活かしあう「文章」 と「 グラフィックデザイン」の関係

こんにちは。杉浦由佳です。「WEBページの文章をブラッシュアップする」という仕事の依頼は多い。その際に、ここ数年、レイアウトラフまで描いて出すようになっています。
 つまり、文章だけでなく、 「イラスト」や「図表」のイメージを描いて、「ページレイアウト」まで手書きで作成して、それをつけて納品するのです。
  最初のころは、 「ここにこんな図やイラストを入れると効果的だな」と思いついた時に、ちょこっと手書きでメモして送ったりしていました。それをクライアントさんが喜ばれるので、だんだんと初めからイラストや図表の提案まで含めてすることが多くなってきたのです。
 
  雑誌などの紙媒体は、広告を理解しているグラフィックデザイナが必ず担当します。そして、レイアウトラフまでは、経験豊富なディレクターさんが描かれることもある。なので、レイアウトが送られてきて、文字数まで既に決められたエリアに、文章をはめるようにライティングすることの方が多い。(文章エリアの増減を交渉することもありますが・・)もちろんWEBデザイナーもプロフェッショナルな方は大勢います。  けれど、WEBページは社内で制作されることも多く、最近は他の職務の社員さんが兼任されてレイアウト案まで作成されていルコとも少なくありません。そうすると、レイアウトの時点で、文章以前に、デザイン的な見せ方の訴求力が弱いことがあります。
そういったケースでは、デザイン自体も変えないと、どんな文章を書いても訴求力が弱くなります。 これまでの仕事の中で何度も目にしたことですが、良い文章がデザインに殺されていることもあるし、良いデザインが文章に殺されていることもありました。 
  どのように読者に対してアプローチするのか、そのシナリオ作りを、デザイナさんがするかコピーライターがするか、ディレクターがするかということになるのでしょうが・・、  いずれにしても、デザインとコピー(文章)は、本当に、一つのゴールに向かうための両輪なのですよね。どちらが外れても、ゴールに辿り着くことはできません。

WEBコンテンツの字数は多い方がいい? ー大きな誤解

こんにちは、杉浦由佳です。近年、あちらでもこちらでも、検索上位に出るためのWEBコンテンツは、3,000字以上、5,000字以上、10,000字以上、20,000字以上、というSEO 的な字数の話が出ますが、それは、ある意味正しく、 ある意味間違っています。 1)談話の音声起こしをしたら2万字になりました。楽でいいと思うのですが、どうですか? 2)なかなか10,000字にならないので、文章を長くしたり、ふくらますために苦労しています。 良い方法はありますか?こういう質問をいただくことが、たびたびあります。本当に本末転倒だと思います。「字数」というSEO的な側面だけを見て、惑わされないように気をつけて欲しい。そういう時にお答えしているのは、:  
  1)対話の音声起こしは、相当リライトしないと、読んで魅力を感じるような記事にはなりません。不要な言葉を徹底的に省く、文章に変えても惹きつける言葉選びや表現力、すんなり読める文脈・構成、冒頭でどう引き込むか、見出しをつけて途中で離脱させない工夫などなどをする必要があります。音声起こしして整えただけの文章は、よほど対話をしている人の大ファンでもなければ、冗長すぎて退屈なものになってしまいます。  対談記事にプロのライターが入っているのは、そういう作業が必要だからです。さらに、リライトすると相当の文字数が削られます。
  2)良い文章は、必要十分な情報が入っている最短の文章です。(小説など文芸は除く)
  同じ内容しか入っていないのであれば、文字数は少ない方がいいのです。 20,000字の文章が検索上位にきているのは、まずその文章内に、魅力のある情報が数多く入っている場合です。
  文章量が多いだけで有利になっているのではありません。
 悪文20,000字と良文1,500字であれば、1,500字が上位表示されます。 現実には、良文どうしの対決で、情報量の多い20,000字が勝っているということです。  文字数が多い方が良いのではなく、正確には「魅力的な情報がより多く含まれている方がいい」ということです。真っ先に考えなければならないのは、良い文章、読者のためになる文章を書くこと。SEOより、まずはコンセプトワーク。ネタの選別、リサーチ、書くスキルの向上。その方が上位に上がる秘訣だと思います。 ですから、私のライティングコンサルや講座では、どんな初心者でも、まず最初にコンセプトワークからお伝えしています。2018.3.10 追記Googleには「文章の量を見るアルゴリズムはない」。 Webマスターを対象としたHangOutで、Googleのジョン・ミューラーがこんなことを言っていました(2016年)。Googleには文字量を検索順位の上位として評価するようなアルゴリズムはないと発表しています。Googleには、例えば「何語以下はNG、何語以上あれば良い、それ以上で画像もたくさんあればベスト」などというアルゴリズムはない。 
Googleはそんなことは評価していない。 Googleはページの全体を見る。  本当に他のものより優れていること、ユーザの検索意図に合っているかどうかを評価している。

それに合致すれば、文章の長短、画像の量なんかは気にしない。  参照:Google Webmaster Central office hours hangout ただ、結果的に、「情報量が多く」「絵やグラフで理解しやすい」ページがGoogleからも人々からも高く評価されているということです。

記憶に残る身につく「本の読み方」とは?

こんにちは、杉浦由佳です。 賢い本の読み方を書く書くと言って全然書かないと指摘されました(笑)。なので、今日はそれを書いてみようと思います。 
記憶に残る、身につく本の読み方。つまり、肝心なことを理解して頭に残る本の読み方です。わかっている人には、あたりまえのような話です。しかし、意外と何も意識せずに1ページ目から読んでいる人も多いようです。  まずは、読む順番から。 1. 表紙  読者が心惹かれるタイトルでなければ、本文も読みやすさは半減です。編集者の力量が見えますから。(私は出版社の編集部出身ですから、本の作り方は心得ています)本質的な内容が悪いことにはなりませんが、文章は読みにくいと思います。 2. 帯本の表紙を下から数センチの紙でぐるっと巻いているアレですね。出版社がその本を買ってもらうためにアピールしたいことが書いてあります。(ほぼ広告ですから話半分で受け止めてちょうどいいですけどね。笑) 3. 出版社名 信頼性があるかどうか、出版社で概ね分かれます。 4. 奥付 裏表紙をめくったら最後の頁にその本の基本情報が書いてあります。初版はいつ出版されたのか(いつの時代に書かれたものなのか)。 刷数はいくつかをチェック(増刷が多いと売れていることがわかる)。 5. 著者のプロフィール 誰が何の目的で書いたのか、おおよそ推察できます。
特に知りたいことは、信頼できる専門家が書いたのかどうか。 6. はじめに・おわりに・目次 概ね、どんな内容なのかがわかります。
私は書店で手にとって買う前にこれらは最低でもチェックします。
興味が持てたら購入。 ちなみに、概要を理解してから読むのと事前知識がなく読むのでは、理解度は雲泥の差です。 高価な本で躊躇してしまう場合は、7. 著者をWikipediaで調べる 8. ネットで書評を検索などしてざっくり内容を把握する

などして間違いがなさそうであれば購入。 とはいえ、気にせずに何も見ずにAmazonで買うこともあります。
 それは、・信頼できる人が、推薦している本。・お気に入りの著者の新刊。 読書家のあるコンサルタントの方は著者を選んで買うことを、「著者指名買い」とおっしゃっていました。 
こういった場合は、気にせずポチッと購入ボタンを押します。  読む前に気をつけることは他にもあります。 1. この本から何を得るのかなんとなく決めておく 目的意識を持って読むと、脳が答えを求めて働いてくれます。 
2. だいたいどんな内容なのか予想しておく その通りでも、裏切られても、記憶に残りやすくなります。  なかなか1冊読みきれない場合は?1. 頭から全部読もうとしない。 目次を読んで気になるところから読む。つまらなさそうなところは思い切って放置するのです。(もちろんぜんぶ読んでも良いですよ)2. 答えを探すだけ。 ざっと頁をめくりながら、気になったところだけをじっくり読む。
最初に決めた目的に沿った答えを探すだけ、という読み方も良いでしょう。丁寧に舐めるように読まなくても、いいということです。3. 先に基礎知識をつける つまらなくて読み進められないこともありますよね。「難しい、話題に馴染みがない」場合は、そのジャンルの易しい本を何冊か読む。そうやって基礎知識をつけてから読むと、読みやすくなります。
 4. 読むのをやめる。 そもそも、すべての本が自分が読むに値するわけではありません。買ってしまったからもったいない、と読む価値のない本に時間を費やすのは本末転倒。読書は自己投資。であれば、投資に「損きり」はつきものですよね。 ほかには、積ん読に罪悪感を持たないようにするということ。
 もっといえば、読書に関することで、一切罪悪感を持たないこと。 読書コンプレックスくらいバカなものはありません。  友達でも相性がいい人悪い人はいるでしょう。 すぐに仲良くなれる人、最初はそうでもなかったのにある日急に親しくなれた人もいますよね? そりが合わなくて二度と会いたくない人もいます。会う人全員と仲良しになれないからといって罪悪感は持たないでしょう。 本も同じです。 
相性の良い本に数多く出会えたら幸せ。 経験を積むと、読むスキルが高くなります。さらにジャンルの幅も広がってきたら、相性の良い本はどんどん増えていく。  それも、友達関係と同じかもしれませんね。    

身になる「本の選び方」とは?

 ライター講座でも
本を読むことの大切さをお伝えし、「最近、何読んだ?」「オススメの本は?」と読書習慣をつけてもらおうと働きかけているのですが、 まず、その前に、 「本の選び方」というものがあるなぁ、と。以前は、書店に行って平積みの本から 気になる本をピックアップしたり、ベストセラーや話題の本を 手に取ったりすることが多かったのですが、片っ端から読むには、人生は短すぎるし 人ごとの話を読んでも、
へーそういうものか、と
観客的にみて、 読み終わったら忘れていくということが多かったように思います。 趣味で読むなら良いのですが、 仕事に役立てるとか、
自分を成長させるとか、 そういう目的で読みたいなら、  時流に流されて
漫然と選ぶのではなく、 私がオススメしたいのは、 ジャストインタイム読書。 
たった今、あなたの人生で向き合っていることを 前進させる本をリアルタイムに読む。 仕事の人間関係で行き詰まっているなら コミュニケーションスキルの本。  失恋して何も手につかないなら、 メンタルシックに効く本。  疲れた心を癒したいなら、 お気楽なエンタメの本や漫画も良し。 小説もこの類かな。では、身になる本の選び方とは?  来月、お客に商品説明しなきゃいけないなら、 プレゼンテーションスキルの本。 セールストークを磨く本。 
誰に売ったら良いか考えあぐねているなら ターゲティング(対象者選び)の本  商売に行き詰まってきているなら ビジネスモデル開発の本  WEBで商品をアピールしたいなら、 コピーライティングの本 
*ちなみに、うまく書きたいと言いつつ、 書く技術を学ぶ本を読んだことがない という人は意外と多いです。 とにかく、めったやたらに 興味のあるタイトルの本を選ぶのではなく、今、目の前にある 解決しなければならないことを 学ぶ本を読む。「ジャストインタイム読書」 をオススメします。 そして、すぐにそこに書かれていることを活用する。 すぐに効果が出ると同時に、最も身につく、お金を生む本の選び方だと思います。 
それから、同じ分野の本を4〜5冊続けて読む。共通項や良し悪しが見えてきます。ちなみに私は、以前、個人投資にハマった頃、投資に関する本を20冊くらい読んでから実際に投資を始めました。それくらい読めば、投資の雑誌を読んでも概ね理解できるようになります。それと、もう一つ。 話題の本、最新の手法、 気をひくタイトルそういったのものを読む前に、 まず1冊目は王道のベストセラー書を選ぶと 良いと思います。本のタイトルと中身は、 必ずしもイコールではありません。 ある意味で、それは 「広告」です。 手に取り買ってもらえる タイトルづけをしているので、 真摯に中身を表しているのではない ということは覚えておいてください。 次回は、最も効果的に吸収するための賢い本の読み方について書いてみたいと思います。

「文章がなかなか書けない」人のメンタルブロックとは?

あなたが、この文章をすらすら読めるなら、日本語で文章を書くことには、さほど抵抗がないと思います。 日本人は読み書き話すというリテラシーが高い民族でもあります。
 にもかかわらず、文章がなかなか書けないという人がいます。 そういう人の共通点を考えてみたいと思います。  1)完璧主義である。私も以前はこれに当てはまりました。 文章を書くときに、なにやらとてつもなく素晴らしいものを書かなければいけないと思い込んでいるのです。
 本人は、それほど完璧を目指しているつもりなどないのですが、、、というより、むしろ完璧とは程遠いと思っているからゆえでもあります。完璧主義というのは、100点を取る人のことではなくて、100点を取らなければならないと、脅迫的に思ってしまっている人のことをいいます。ですから、少し書いては消し、また書いては消し、一向に前に進みません。場合によっては、書き上げてから、こんなものは出せないとお蔵入りにしてしまったりします。完璧主義の定義を、ウィキペディアで見てみましょう。  完璧主義(かんぺきしゅぎ、英: Perfectionism)とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと 。 定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。
 この「過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格」が災いして、文章がなかなか書けなくなってしまっているのです。もっと言えば、自分がすらすら書ける実力以上の文章のクオリティを、自分に求めてしまっているのです。 これでは、なかなか書けなくなってしまうのはあたりまえですね。数多くの文章を書くからこそ、上達していくというものです。つまり、量を書かなければ上手くならない。 完璧を目指すあまりに書く量が減ってしまう。その結果、上手くなるための機会損失になってしまっているのです。  高いクオリティを目指すことは、もちろん、悪いことではありません。 しかし、書こうとする意思も時間もあるのに、上手くなるための絶対的な行動量が減ってしまうのでは、本末転倒です。 
例えて言えば、彼女が欲しいのに、
女性が喜ぶデートをするスキルや計画が不完全だと思うがあまりに、いつまでたっても女性をデートに誘えないような状況だといえます。 
これでは、時間ばかりをいたずらに消費してしまい、女性と過ごせる時間は一向にやってきません。練習や経験を積み重ねないで、持って生まれた才能で完璧なものを世の中に出せるという人は、そうそういません。 どのような分野においても、むしろ、行動量が多く、何度も失敗を重ねているような人のほうが、その道の達人になっています。 2)いつも何かを批判している。こういう人は、自分の首をしめている可能性があります。意識的であろうが無意識であろうが、他人のことを、常に批評したり批判したりしている人は、実は少なくありません。 
しかし、他人を見ている批判の目が厳しければ厳しいほど、その人自身の行動を自分で縛ってしまいます。  人は、自分が掛けている色眼鏡で見ている世界を、他の人も同じように見ていると感じるからです。つまり、自分以外の人も、他人を批判的な目で見ていると思い込んでしまうのです。そうすると自分の書いた文章を、他人が批判的な目で見るのではないかと思い、それが怖くて書けなくなってしまうのです。文章だけに限らず、人前に出て話したり、新しい人に話しかけたり、何かに挑戦したり、人の目にふれる場所で行動を起こそうとするたびに、批判されるのではないかという思いが足を引っ張ります。「人を呪わば穴二つ」ということわざがありますが、
あれは、人を呪うと、自分もまた呪われているのではないかという思いにとらわれ暗示にかかり、地獄に落ちてしまうということではないでしょうか。練習なくして上達なし。 完璧主義を目指すあまりに、書く機会や量が減ってしまっては本末転倒です。肩の力を抜いて、人目を気にせず、思いの丈を自由に、気のおけない友人に話すように、まずは書いてみてはいかがでしょうか。 今日のまとめ理想を追求することは美しい。しかし、「今の自分を認める覚悟」もまた、美しい。

「速読」とか「引き寄せの法則」とか

先日、文章がうまくなりたいなら、読書は不可欠、という話をしました。「人より飛び抜けて、文章が上手くなりたいですか?」私は、本を読み始めるとその日のうちに読み終えてしまうことが多いです。一日に何冊か読むこともあります。さらっと読めるようなものに限りますけど。ある日気がついたのですが、私はどうも、読む速度がだいぶ早いようなのです。あまり人前で本読む機会はなかったのですが、近年、スマホやタブレットが流行しているせいで、人前で文章を読む機会が増えてきました。「これ、読んでみて」といわれ、タブレットを手に取り、さらさら読みながらページをどんどん流していると、どうやらその速度が、ずいぶん早く見えるようなのです。「読むのめちゃくちゃ早いね〜、全部読めてるの?」と、何人もに言われるうちに、私は文章を読むのが早いんだ、と自覚しました。その速さでも、読めているのです。内容は、ほぼわかっているのです。何が言いたいのか、その骨子を理解していると言った方がいいでしょうか。そういえば、仕事で大量の資料を読み込むのも得意な方でした。「どうやって読んでいるの?」と聞かれても、「ざっと流し読み」としか答えられなかったのですが、ある時、こんなニュースを発見しました。「読書中に文章を読み上げる声が頭の中で聞こえるかどうか」の調査には、英語圏最大のQ&Aサイト「Yahoo Answers」に投稿された質問が利用されました。調査を行ったニューヨーク大学のRuvanee Vilhaue氏によれば、Yahoo Answersには読書中に聞こえる声についての質問が2006年から2014年の間に24件投稿されていて、合計で136の回答が寄せられていたとのこと。 Vilhaue氏がすべての質問と回答を分析したところ、82.5%のユーザーが「読書中に内なる声が聞こえる」と主張していることが判明しました。10.6%のユーザーは「内なる声は聞こえない」と反論していて、声が聞こえると回答したユーザーのうち13%は、本の内容にどれだけ興味を持っているかなどの要因によって声が聞こえる時と聞こえない時があると回答していたそうです。  (2016年2月25日  Gogazin)要約すると、本を読んでいる時に頭の中に「声」が聞こえる人と、聞こえない人がいる。というニュースです。あれ? と思いました。私は文章を読んでいるときに頭の中に「声」が聞こえているだろうか、と考えたんです。ためしに、近くにあった本を読んでみると、じっくり読んでいるときには、頭の中に「声」が聞こえているのですが、普段、さらさらさらさらっと読んでいるときには声など聞こえないのです。つまり、じっくり読んでいるときには、声には出していないけれど、まるで音読しているかのように呼んでいるのですが、スピーディーに読んでいるときには、頭の中の「声」は聞こえていませんでした。正確に言うと、速読時にも最初は「声」が聞こえているのですが、すぐに「スピードについていけない」とでも言うように聞こえなくなってしまいます。そして、意識してみると、ひらがなの部分をすっ飛ばして、漢字を拾い追うように読んでいました。もっと言えば、必ず見るのが、小見出し、あれば太字、(ほとんど目次ですね)。それから、固有名詞、数字、表、グラフ、をザーッと追っています。それに伴って、その周辺のひらがなはくっついてなんとなく視界に入って見えている。見えているものは、意味が頭に入ってくる。気になる単語や解説が出て来たら、そのあたりはじっくり読み、また、次のパラグラフに移って、固有名詞、数字、絵、表、グラフ、をザーッと。言葉で説明するのは難しいですが、会話している時のような感じです。ややぼんやり聞こえている音は、前後から推測で補いながら補正して意味を把握して、進んでいる。そういうイメージ。同じようにしてくださいね、とは言えないのですが、本を一字一句、全部、読む必要はない。ザザザザーッと目を通しながら、あ、ここは!と思うものを見つけたら、じっくり読む。それでも、十分にエッセンスが得られると思います。「あ、ここは!」と思うものは、あなたが興味のあるところです。それは、ザーッと流していても光って見えますから。これは、人の脳の仕組みと関係しますが、RAS(脳幹網様体賦活系)が、その人に必要なものをピンポイントで、見せてくれるからですね。人の脳は、膨大なビッグデータを処理しきれませんから、重要なものだけを取得しようとする機能を持っているのですね。「重要なもの」というのは何かと言うとその人にとって、印象強く記憶していること、特に、何度も何度も見たり聞いたり考えたりしていること。脳が馴染みのある記憶と結びつくもの。ですから、常日頃から、何を考えて、何を見て、何を聞いて生きていくのかと言うことは、とても大切なことだなーと思います。あなたの目の前にやってくる運命は、常日頃考えていること。他の人と同じ場所に立っていても、RAS(脳幹網様体賦活系)が、選別して、あなたに合った運命を見せてくれる。私は、それが俗に言う、「引き寄せの法則」だと思っています。話が、大胆にそれましたが、(笑)ま、とにかく、本は一字一句「正確に読むため」にあるのではなく、私たちの「血肉にするため」に読むのだから、わがままに、好き勝手にパラパラーッと流し読みして、好きなところだけをじっくり読んでも、良いのだよ。今日は、それが言いたいことでした。どんな本でも速読することが良いことだとは思いません。じっくり読んだほうが良い、とっておきの良書ももちろんあるでしょう。小説なんかは、飛ばし読みできませんしね。ですが、より多くの本を読み、ざっくりとでも、幅広く(あるいは専門的に深く)多くの知識をつけようと思うなら、速読は、有効な方法だと思います。でも、実は、読み始める前にやるいくつかの儀式が、速く読む秘訣だったりします。次回は、その話を書きたいと思います。次回につづく関連記事  「人より飛び抜けて、文章が上手くなりたいですか?」

文章が上手くなりたいですか?

 今日の質問は、これです。  「文章がうまくなりたいですか?」 
人より飛びぬけて
文章がうまくなりたかったら、 まず やらなければならないことがあります。 それは、
ライティングテクニックでも、 魔法のテンプレートでもなく、 その前に、絶対的に しなければならないこと。 それは、「本を読むこと」です。 本を、継続して読む習慣をつけること。
 ライティングスキルを磨くための 基礎練習と言っても良いかもしれません。 バスケットでいうところの 「ドリブル練習」みたいなものでしょうか。 ライティングテクニックをいくら知っても、 テンプレートの型を仕入れても、 付け焼刃にしかなりません。  ある特定のパターンでは それは有効かもしれませんが、 
ほんの少し条件が変われば それはもう使えなくなってしまうからです。  バスケットで言えば ダンクシュートの型を 一つ覚えたようなものです。 目の前に5人敵がいても、 ゴールが非常に遠くても、 果たしてそれが有効でしょうか。 何を極端なと
思われるかもしれませんが、 私はそういう文章を
あちらこちらで 見かけることがあるのです。  それは、 どの場面で
どういうタイミングで、 
そのテクニックを
使えば良いかということが
理解できていないからなのです。  文章のセンスを磨くことは テンプレート暗記では、 困難だということなのでしょう。 文章が上手くなりたいと言いながら 月に1冊も本を読んでいない? かなり厳しいです。 しかし、日本人の年間の読書量は、    12.3冊 1ヶ月にたったの一冊です。  そんなにも読んでいないよ! という方、

心配しないでください。  「1ヶ月にだいたい何冊くらい本を読んでいるか?」 という質問に対しては、  「本を一冊も読まない」と答えた人が、   全体の47.5% 日本人の半数近くが本を読む習慣がありません。  (文化庁「国語に関する世論調査」2013年) スマホが浸透してからは、 本を読む人はぐっと少なくなりました。 電車に乗って、周りをぐるっと見回してみると ほとんどの人はスマホ見てると思います。 スマホでも、 文章を読んでいる人はいると思います。 インターネットの情報を流し読み。 読まないよりは良いかもしれませんが、 食事で言うならつまみぐいみたいなもんですね。  インターネットの情報には
必ず、その裏に目的が潜んでいます。
 書籍でももちろん目的はありますが、 ネット情報の目的は、 とても短期的なものが多いのです。 そのページを開いた瞬間に 読者の気持ちをひきつけなければなりません。 読者に有益な知識を与えることよりも、 いかに好奇心をそそるかということに、 重きが置かれている場合がほとんどです。 書籍(良書)は、大量の企画書の中から、ふるいにかけられ、勝ち残り、さらにプロ(編集者)の目を通過し魅力的に、わかりやすく体系的にまとめられています。 文章センスを磨きたいなら、 つまみ食いよりも、 
しっかりとフルコースのディナーを
食べた方が良いということがわかりますよね。 しかし、読書は苦手、 と言う人が多いのも事実です。 それは、楽しめる本の、
読み方を知らないからだと思います。 ちなみに私がどのくらい 本を読んでいるかというと、 この1週間で8冊の本を読んでいます。 とても忙しい時でも 週に4冊程度は読んでいます。 まぁ、これは趣味みたいなものなので、 文章センスを磨くために、 そこまで読む必要はないかもしれません。 しかし、文章スキルを向上させたいなら、 少なくとも、月に2~3冊は 本を読んで欲しいなと思います。  次回は、楽しく速く読める 本の読み方についても  書いてみたいと思います。関連記事「速読」とか「引き寄せの法則」とか」

劣等感を消し去る言葉

今朝、ハンドクリームを塗っていて、ふと思い出したことがあります。それは、私を涙ぐませた、ある人の言葉。私の手は、子どもの頃から、乾燥するとすぐにしわっぽくなるし、気をつけていても、すぐに荒れてしまうのです。手が、年齢よりも老けて見えて、それがコンプレックスで、人に見られないように手の甲を隠したりしていました。そんな私の手を見てこういった人がいます。「どんなに若く見える人でも、 手と首は年齢を隠せないらしいよ」また、別の人は言いました。「手を洗うたびに、 ハンドクリームを塗った方がいいよ」もう少し優しい人もいました。「そんなの、気にしなくていいよ」そして、あるとき、当時、親しかった人に、言われたセリフが、「その手は、いっぱい仕事をしている手だね。 働き者の手だ」私は一瞬で心を掴まれました。自分の手の話題で、居心地の悪さを感じなかったのは、このときが初めてでした。その人は、いつも、そういう話し方をしていました。人を思いやる「優しさ」とは、ときに想像力なのだと思う。痛みを思いやり、どうしたら、相手の心を包み込めるかと想像する。どのようにしたら、言葉の力を、目の前の相手のために、使えるだろうか、と。