コピーライター杉浦由佳

東京在住のライターと編集者によるスモールオフィスの代表。
コピーライター。自分史エッセイ塾講師。

トレンド雑誌にコラム広告のコピー、ニュースサイトにインタビュー記事、企業のブランディングコピーなど。

元ITエンジニアの、昔とった杵柄から、得意分野の一つはIT・デジタル製品。最近は情報セキュリティ関連の記事を多く執筆。

自分史エッセイ塾では、自分のストーリーを短いエッセイにまとめる作品づくりを通して、文章の組み立て方や表現力を指南。

オフィスマーケティングスタッフ
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記事一覧(87)

「コピー」と「自己啓発」と「スピリチュアル」

ちょっと乱暴かもしれないが、「コピーライティング」も「自己啓発」も「スピリチュアル」も、これらはある意味同じ効果を狙っているのではないかと思う。 人を感動させ、憧れさせ、夢中にさせ、 モチベーションをあげ、本質的な価値を読み手や聴衆の心に届け、行動させると言う点において。
 本当なら事実を淡々と伝えるだけで良いのだろうけれどしかし人はそんな話は聞きたくもないから。聞き飽きたありきたりなことや、教科書に載っていそうなことや、あくびが出そうな話からは、人は目を閉じ耳をパタリと塞いでしまう。  だから聖なるものをモチーフにして神聖な言葉で伝える、それが「スピリチュアル」。 人の情熱を呼び覚ます熱い言葉で法則を語って聞かせる、それが「自己啓発」。 心理学を駆使して読み手を惹きつける、それが「コピーライティング」。  すべては本質的な価値を、人の心に届けようと工夫された技法なのではないだろうか。 (どれが好きかはその人の嗜好によると思いますが)しかし、そうした技術を悪いことに使う人たちも当然いる。 お金儲けだけのためや、自分の承認欲求を満たすために。
 言葉のかっこ良さに惹かれたり、自分にとっての都合の良いことを信じたがったりすると、そういう人たちに騙されてしまう。 
都合が良すぎないか?
証拠はあるのか?
事実は?結果は出てる?そのデータは?実績は? 継続的に、その人の行動の中に誠実さはあるのか?
 などと目を背けずに自分に問い続けるのはなかなか難しいもの。 人は誰しも自分が信じたいものを信じるという特性があるから。自分に都合のいい理屈を信じたがる。都合のいいことも悪いことも、全部ひっくるめて、自分の人生なんだと覚悟していれば、ありえないような都合のいい話は、どこかでおかしいと感じるのではないだろうか。それでも、おかしいおかしいとどこかで感じながら抜けられなくなってしまう人たちもいる。知的な人ほど、言葉のマジックに騙されやすいということもあるし本当に恐ろしいなぁと思う。ともかく、私自身に関して言えば、ただ売るためだけの嘘は、書きたくないなと思っています。

どうして浮気はバレるのか?

知り合いの男性が、こんなことを言っていました。「浮気がバレちゃって、もう修羅場だよ。 会社も仕事がきつい時期なのに、家に帰っても、 夜中にまで叩き起こされて・・・・」よくよく聞いてみると、奥さんにスマホをチェックされてLINEの履歴からバレてしまったのだとか。(そういう芸能人もいましたよね)そして、「LINEに証拠を残したのが、失敗だったな〜」などと、言っているのです。しかし、私は、時間の問題だっただろうなと思いました。LINEだとか、メールだとか浮気が明確に判明した理由はいろいろあれど、奥さんが疑っているから、スマホをチェックしたりするのですよね。なんか怪しい。調子いいことをいつも言っているのだけど、言ってることに、どうも一貫性がない。あれ?この前言ってたことと違うんじゃない?・・辻褄が合ってない!つまり、旦那さんの一貫性のなさが、奥さんがスマホをチェックしたそもそもの理由ですよね。事実ではないことを表現していると、一貫性がなくなるのです。奥さんに、どう愛情表現するのか、よりもどう思っているのか(本当に大事に思っているのか)の方がずっと大切ですよね。実は、コピーライティングにも同じことが言えます。先日の話とは逆説になりますが、コピーライティングのテクニックを学びたいと言う人も多いです。 (先日の話はこちら:「ライターが報酬を上げる方法とは?」)それは、最初から「ライター」ではなく「コピーライター」や「セールスライター」を目指しているような人たちです。コピーライティングのテクニックは非常に多く、有効なものがたくさんあります。心理学に基づいているので、学習そのものも楽しいものです。もちろん、ひととおりはそのノウハウを学ぶべきだと私も思います。そして、テクニックはもちろん効果があります。わかりやすく、伝わりやすく、気を引き、魅力的に見せ・・・etc訴求力を上げる事という面で効果を発揮するからです。 
しかし、テクニックだけで文章を書き続けていたら信頼を損なってしまうでしょう。  何故かと言うと、本質的に心の底から伝えたいことをコアにおいて書き続けていなければ、書いていることの一貫性がなくなってしまうからです。  読者もバカではないので、そのくらいは感じ取るのですね。先ほどの浮気の例と同じです。ですから、ライティングも「どう書くのか」ということよりも、「何を書くのか」ということの方が大切だ、と言われるのですね。 テクニックを使うことばかり意識して書いていると、おかしなことになってしまうのです。相手を大切にしていない、嘘くさい表現で、なんかうまいこと言ってダマそうとしている、と感じてしまうからです。 ですから、もっとも大切なことは、読み手に伝えたいことを、書く前にしっかりと熟成させること、コンセプトメイキングと、対象者の設定が大切だと感じます。話が横にそれますが、読み手のことを、「対象者」と私は好んで呼びます。マーケティング用語では、ターゲットと呼んだりしますが、なんだか、狙いを定めて狩ろうとしているようで、私は心情的に少し嫌なのですよね。笑最近のマーケティング業界では、「ターゲット」をもう少し具体的に絞った「ペルソナ」という考え方がもっとも主流です。この「ペルソナ」設定。私がまだ会社勤めをしていたころ、20年近く前から仕事で取り入れていました。当時は珍しい手法でしたが、アメリカ資本の外資系企業で、多くの人材をマーケティングセクションに投入するような会社だったので早々と取り入れていたのですね。しかし、最近ちまたで耳にする「ペルソナ」設定は、その設定の仕方や使い方が浅すぎると感じることが多いです。それについても、またの機会にお伝えしたいと思います。

クリエイターに向かない7つの性格とは?

クリエイターに憧れる人って思いのほか多いね、つい最近、知人とそんな話で盛り上がりました。私がかかわっている分野では、グラフィックデザイナー、コピーライターなどもクリエイターの部類に入るでしょう。しかし、まず私はクリエイターが特別に素晴らしいとは、思ってはいないということを先にお伝えしておきます。運営や采配が得意な人も、情報を収集したり整理したりするのが得意な人も、分析が好きな人や、コミュニケーションに長けている人もいますよね。ですから、それぞれ、自分の強みを発揮できる分野で活躍すればいいと思います。その多様性が組織やビジネスを強くするのだと思います。その上で、今日はクリエイターにフォーカスして、クリエイティブな仕事に向かない条件を考えてみたいと思います。1)インプットが好きでないこれはまず難しいですね。多くの情報がインプットされていて、さらに次々と新しい情報が入ってくる。自分の関わっている分野のものは当然ですが、それ以外のものも積極的に取り入れる。その中でヒラメキは生まれてくるのだと感じます。あるものとあるものの融合、あるいは本質的な共通項に気づく、アイデアのヒントはそういうところから芽生えます。自分の頭の中にあるものだけで、何かを生み出せるとか、ましてや天からヒラメキが降ってくることなどありえないですよね。2)人の話を聞けない本を読んでいてもそうですが、自分の考えとは異なることをどのくらい許容できるか。おもしろがれるか。これも要素だと思います。異なるものを融合させたときに生まれるものや、異質なものを付け足してみたら新たな付加価値が見つかるなど、よくあることです。人の話をじっくり聞いているときにピンとくることはよくあります。本を読んでいる時よりも、会話をしている時の方が、より現実味や臨場感があるので、実感しやすく記憶にも残りやすいですね。ただし、人の話を鵜呑みにしてしまう人は、逆に向いていないかもしれません。3)人目を気にしすぎる人の評価を気にしすぎる人にも難しいと思います。独自なアイデアを思いついても、こんな突拍子もないことは受け入れられないだろう、と考えたり、「受け入れられない=失敗」 と直結させてしまって顔色をうかがってしまったり。これでは、斬新なアイデアは外に出す前に頭の中で死んでしまいます。共感力が高く、コンセンサスをとることに長けている人は、クリエイティブな領域ではなく、別の役割が向いていると思います。4)俯瞰力がない物事を大局から見つめて、関係ないものどうしの共通点を見つけたり、全体像を見て、足りない箇所に気づいたり、目の前の事象を抽象的に見たり、そういう俯瞰力(上から全体を見る力)がないとヒラメキは生まれにくいと思います。目の前のものを、自分の立場からだけそのまま見ていたのでは、違う視点でのアイデアは生まれないからです。5)アウトプットしたくない読むだけ、聞くだけ、参加するだけ。傍観者、観客。想像したものは形にならずに消えていく。想像しなければならない機会も理由もない。人の脳は頻繁に使われる機能や必要なものを伸ばし、不要なものはどんどん退化させていきます。その状態を続けていては、アイデアを形にする力はますます衰え、アイデアを思いつこうとする気力さえ湧かないと思います。6)違和感を楽しめない発想力の光る人は、常識をしれっと破れる人が多いなぁと思います。自分の中にできあがっている常識の外にあるものに対してすぐに拒絶反応を起こすような人は向いていないと感じます。意外なものに出会った時に、なにそれ、おもしろーい。とすぐに興味を示すような人の方が向いているのではないでしょうか。違和感と審美眼が一致するところに、新しい価値が生まれることもあります。7)失敗するのが嫌いこれは特に初動のときですね。アウトプットが嫌いな人・・と共通する一面ですが、数多くやってみて、たくさん失敗して、片っ端から握りつぶして、また挑戦する。これは基本かなと思います。文豪が、原稿用紙をくしゃくしゃにして後ろに放り投げるがごとく。最初から最高のものを出そうなどと、本当におこがましい。笑そのくらいの意識で数打てる人。慣れてくるとその分野での精度が上がってきます。が、最初は、ロジックやメソッドも学びつつ、感覚を身につけるためには数打つしかないかなあと思います。まとめ実務的なクリエイターというのは、天才肌というよりもけっこう泥臭いことを続けられる人が向いていると私は思います。

あなたについたレッテルの恐ろしさ

「あなたは、たいして仕事ができませんよね」と誰かが思っているとしたらどうしますか。Aさんは、私のことを、ソフトウェアプログラマだと思っています。Bさんは、翻訳者だと思っています。CさんはWEBデザイナーだと思っています。これは何かと言うと、昔、私が経験してきた仕事です。そして、それぞれ「思っている人」は、その仕事をしていた頃に交流があった知人です。違う仕事について久しいと知っている人もいますが、たとえ職種が変わっても、彼らの中で、私の得意分野は、当時の仕事に関することだと思われています。もっと別の例をあげると、私のことを「本など一冊も読まないだろう」と思っている人がいます。これは、高校時代の同級生です。高校生のころ、私が遊んでばかりいる姿が目立っていたからですね。(実際は読んでいたのですが・・)これは、身から出た錆びでしょうか。苦笑しかし、あらゆる点において、長い年月がたてば、当然、人は変わっているのですよね。それは、私自身が逆側で感じたこともあります。駆け出しのアルバイトだったAさんが、Facebookで自分のビジネスをプロモーションしている姿を見て、「まぁ大したものではないだろう」と思ってしまったのです。中身を何も知らないのに。(ほんと、失礼ですよね、Aさんごめんなさい!)私の中では、Aさんは当時のアルバイトAさんであり、それ以上には、なり得ていなかったのですね。本当に申し訳ない話です。ですから、ペーペーの新入社員だった頃のあなたを知っている人は、あなたにそれなりの企画書が書けるスキルがあることや、専門家として何かを教えていることや、人前に立ってプレゼンテーションしていることが、信じられないでしょう。人づてに聞いたり、何かの告知で見たりしても、「だって、あの人はそんなことができる人じゃないよね」と思ってしまう。その人に、強く印象づけられたイメージが、長きにわたって固定されてしまう。これがレッテルの恐ろしさだと私は思います。あなたのことを、毎日、近くでその成長ぶりを実感している人であれば、今のあなたが10年前とは違うことがわかるでしょう。しかし、年に1度しか会わない、あるいはSNSでの投稿しか見ていない、家でしか会わない(仕事ぶりを見ていない)家族などは、なかなか、あなたのイメージを変えることができません。人は変わる。けれど、ついたレッテルを外すことは非常に難しい。しかし、それを変えられる可能性もあります。それは、発信し続けることです。あなたの現状を、昔とは違う今の姿を発信し続けること。しっかりとした言葉で伝え続けることです。伝え続けることで、それを目にした人は、あれ?何か違うぞ、と少しづつ、イメージを変化させていってくれます。それでも、変わらない目で見る人はもう、放っておきましょう。笑

ライターが報酬を上げる方法とは?

数ヶ月前、ライティング講座を始める前に、 リサーチのためにインタビューをしました。
 クラウドソーシングでお仕事をしている WEBライターさん10人を募集して、
お一人づつ、お話を伺ったのです。 
どのような状況にいて、何を不安に思っているか 何を望んでいるのか、などを1時間くらいかけて
じっくりお話を伺いました。 その時、次のようなやり取りをしました。 仕事をする上でもっとも大切なことは何だと思いますか? 
「読者にわかりやすい文章を書くことです」  書くためにどんな学習をしていますか? 
「特に文章の勉強はしていません」 「お客さんから指摘があり修正することで、実戦で学んでいます」 WEBライターさんたちは、 1文字0.5円〜1.5円くらいでお仕事を受けているそうです。  どんなことを学びたいと思いますか?
 「書くスピードを上げられる方法を知りたいです」 
1日12時間くらいライティングに費やし、 休みは週に1日取れるかどうか。これ以上、今のまま仕事を増やす時間はない。 しかし、収入を上げたいので、
書くスピードを上げて量を増やしたい。  そうおっしゃるのです。
 それほどハードワークを続けて、月収は20万円くらいだとおっしゃっていました。かなり厳しい現実だと思います。おそらく、このような状況のWEBライターさんが たくさんいらっしゃるのだろうと思います。  もちろん、早く書くための手法もあるにはあります。
 でも、報酬を上げたいのであれば、その前にすべきことがあります。 仕事をする上でもっとも大切なことは、
依頼者のビジネスモデルを理解することです。 
コピーを書くために学ぶことは、 さまざまな文章表現のスキルはもとより、 文章で人の心を動かすための心理学やマーケティング、ビジネスの知識です。 (関連:なぜ文章は感性よりロジックなのか)報酬を上げるには、
書くスピードを上げるのではなく、
依頼者に頼られる知識と技術を身につけることです。 
決して、依頼者から指摘されたことを修正するだけで
身につくようなものではありません。 お客さんに教えてもらうのではなく、
お客さんが知らない、わからない、
訴求力を上げるコピーライティングを提供すること。  それが、報酬を上げる方法です。     

ヒラメキを生み出す方法とは?

3年ほど前まで、私はダンスにとても夢中になっていました。 そのときに師事していた先生がおっしゃった言葉がとても印象深く記憶に残っています。「才能だとか素質だとか、それはもちろんあるよ。でもね、『才能がないと到達できない限界がある』なんて、そんなセリフはね、世界チャンピオンを競い合っているようなダンサーレベルのことだよ。努力して鍛えれば、誰でも、舞台で人を魅了する程度のダンスは踊れるようになるんだよ」これは、あらゆることに言えると思います。文章を書くことにおいても、才能とか素質とか、、、もちろんそれもあると思います。しかし、私たちが狙っているのは、芥川賞や直木賞をとるような話ではないですよね?きちんと、順を追って学んでいけば、価値のあるものを効果的に伝えることや、人の心を動かすような感動をともなって伝えることを、言葉の力で生み出すことはできます。間違って欲しくないなと思うのは、「才能」だの「素質」だのがあるとかないとかの思い込みで、あらゆる文章を芸術扱いをして、天からヒラメキが降ってくるのを待ってみたり、ウンウン唸って、アイデアを絞り出そうとすること。何もないところからは、何も生まれないのです。無から有を生み出すなど、神の所業ではないですか。さて、本題ですが、ヒラメキはどこからくるのでしょうか。私がコピーライティングをするときの手順は、大まかにいうと、1)コンセプトのたて方に沿って、コアになる価値を決め、2)誰に語りかけるべきなのか、対象者を絞って、3)その人たちは、どんな世界に生きているのかを正しい方法でリサーチして、4)それに合わせて、アプローチするシナリオを考える。これが基本の書き方。ざっくりした説明でピンとこないかもしれませんが、また、そのうち、一つづつ分解して、お話するかもしれません。4)で、アプローチする方法を考えるときには、アイデアをひねり出さなければなりません。その時に降ってくる(?)ヒラメキは・・・・、これは、やはり、それまでのインプットの多さに左右されます。インプットの多さというと少し乱暴ですね。自分の中に取り入れたその情報をどう処理をしてきたかそれに左右されるという方が正解だと思います。これまでインプットしてきた情報からインスパイアされるのがヒラメキ。(あるいは、たったいま、インプットした情報かもしれません)インプットした情報を認知したら、それを抽象化して、さらにもう一度具体化する。これがヒラメキのメカニズムだと私は思います。つまり、どういうことかというと、1st ステップあなたが何かを体験したり、観たり、読んだり、聞いたりしたことで、大きく心が動いた時、それがヒラメキのタネが心に植えられるチャンスです。これは余談ですが、感動する出来事に出会ったら、それをできるだけ忘れないように記憶に定着させたいですね。具体的にいうと、「書く」もしくは「人に話す」できるなら「行動に移す」。(人の脳はアウトプットすると記憶に定着するのです)2nd ステップあなたを感動させたモノ、その本質は一体何なのか、それを言語化します。抽象的に。たとえば、先の例で言えば、私が感動したのは、ダンスの先生のセリフですよね。そのセリフを、ダンスのことだけにしておかないで、抽象化して、「才能が絶対的に必要なのは最高峰の話であって、普通に上級者になるのに、特別な才能など必要はない。正しい努力をしてスキルを磨けば良い」と言語化して記憶に定着させたわけです。3rd ステップそれを具体化し、文章を書くことに置き換えて、「芥川賞や直木賞をとるのでなければ、特別な才能はなくても感動させるレベルの文章は書ける」として伝えたのです。(これは、事実でもあります)わかりやすいように、小さなアイデアの例でお話ししましたが、もっとぶっ飛んだアイデアのもとになるヒラメキも、生まれるメカニズムは同じです。(人類創世の歴史から、何かのインスピレーションを感じる人もいるでしょう)何に感動するか、それは人それぞれ、そこから何を見出すか、それを目の前の事象に対してどう具現化するか、それも人それぞれでしょう。その違いによって、個性的な魅力をもつ文章が生まれるのです。もっとも最近、あなたを感動させたことは何ですか。そして、それを普遍的な言葉に置き換えると、何を私たちに教えてくれているでしょうか?

わかりにくい文章の方が良いこともある

昨日、「なぜ文章は「感性」よりも「ロジック」なのか」 という話を書いたら、「なるほど、ロジックが大切だということはわかりました。では、具体的にどうしたら良いのか、そのロジックを少しでも教えてください」とのリクエストをいただきました。なので、今日は、ターゲティング(対象者を決める)について少し、お話ししたいと思います。なぜなら、これが、できていない人が、非常に多いと感じるからです。以前、こんなことがありました。 大勢の前でプレゼンテーションできる機会をもらい、
短いお話をした時のことです。
 私はそれなりの専門用語を使い、
深く突っ込んだ話をしました。
 すると、そこに参加していた Wさんが、あとでこう言ったのです。 「あんな難しい言葉で長々と説明されても、 何も頭に入ってこないよ。  もっと短く、わかりやすく伝えてくれないと」
「それは、申し訳なかったです」 と私は答えました。しかし、改める気はありませんでした。それは、なぜでしょうか?Wさんは、私が訴求したい相手ではなかったからです。私が聞いて欲しかった人たちは、普段から専門用語を聞きなれている、その業界に近い人たち。その人たちに、私は「同業種のことに詳しい人」であることを示しながら、さらに自分の専門性をアピールしたかったからです。もっと簡単な言葉を使って、Wさんにもわかるように話していたら、その人たちは、あくびが出たでしょう。かくして、イベントが終わった後に、私は、その業界の人たち数名と名刺交換をし、つながりを作ることができました。それから、しばらくして、その中の一人とお仕事をさせていただきました。ライティングを学んでいる人に、「良い文章を書くために必要なことは何ですか?」と尋ねると、・わかりやすい文章を書くこと。・難しい言葉や言い回しを使わないこと。・中学生でもわかるように書くこと。・専門用語を使わないこと。多くの方から、そんな言葉が返ってきます。不特定多数の、より多くの人に理解してもらいたいなら、そうなるでしょう。しかし、それは、あなたがアピールしたい相手にマッチしていますか?文章を書くときは、誰に向かって書いているのか、それを1番に意識して欲しいと感じます。その人たちが、受け入れやすい表現は何なのか。その人たちが、喜ぶことは何なのか。驚くことは何なのか。読んで欲しいその人たちの心に忍び込むように語りかけられれば、それでいいのです。それさえできれば、対象者以外の人にとってわかりにくい文章であっても、評価が低かったとしても、知ったことではないのです。どうしたら、定めた対象者の心に響くことを書けるようになるのか?それについては、また改めて書きます。

なぜ文章は「感性」よりも「ロジック」なのか?

「毎回、ロジックが大切だと書いていますが、感性も絶対的に必要ではないですか?」という質問を受けました。昨日お伝えしたように感性もとても大事だと思います。ですが、私は、文章を書くには感性よりロジックが大切だということを、たびたび伝えています。では、なぜ感性よりロジックが大切だと何度も伝えているのか。それは、ロジックは再現性が高いからです。感性、センス、無意識の感覚、それはとても貴重なものです。鍛え続け、磨き続けるべきものだと思います。プロのライターであれば、なおさらですね。しかし、それは、一朝一夕に鍛えられるものではありません。生まれつきの素質に、長年の経験が積み重ねられて磨かれていくものでしょう。しかし、ロジックは仕組みさえ理解できれば、比較的、早く身につけることができます。なぜなら、ロジックは「法則」だからです。計算式のようなもの、といっても良いでしょう。つまり、考え方の公式があるのです。そして、法則であるがゆえに、再現性が高いのです。感性、あるいはセンスやヒラメキにだけ頼っていると、慣れない分野にチャレンジした時に、「うまく書けない・・」と言うことが起こります。なぜなら、感覚に頼っているから、書けない理由がわからない。なぜか、書けない。なぜだか、どうしても書けない。俗に言う「スランプ」ですね。しかし、プロのライターは「書けない」が許されません。受注した仕事は、必ず納期までに仕上げなければなりません。もちろん、必ず、ある一定水準を満たさなければならない。スランプは許されないのです。そうでなければ、お客さんが依頼した意味がないですよね。お客さんが自分たちで書けるようなクオリティのものが出てくるのであれば、依頼料を払う意味がない。しかし、感性だけに頼って書いていると、ホームランを打ったり、三振をしたり、クオリティが一定しないのです。しかし、そこにロジックをしっかりのせてやると、少なくとも確実にヒットは打てる。プロたるもの、毎回ホームランを打てなかったとしても、少なくとも、100%ヒットは打たなくてはいけないのです。良い文章を書くためのロジックさえしっかり身についていれば、それが可能になるということです。

文章は感性なのかロジックなのか

こんにちは、杉浦由佳です。この問いは、毎年、書いているような気がします。そして、「ロジック」が大事だというのが私の一貫したスタンスです。なぜ、これを繰り返し伝えているかというと、ライターを目指しているという人の中に、ただ、カッコつけた表現で飾った文章を書いてそれを良い文章だと誇示している人が多いと感じているからです。いくら表現を飾っていても、例えば、中身の薄いもの、訴えるものが弱いもの、アプローチの道筋がしっかりしていないものがあります。そういう文章を読むと、むしろ表現を変に着飾っている分、普通の表現の文章よりも稚拙に感じてしまいます。例えて言えば、「小石が入った高級な宝石箱」そんな印象です。しかし、ロジックだけを磨いてもそれだけでは超えられない難所があります。ロジックだけで良い文章がかけるのであれば、同じあらすじを渡されて書いた文章は、別の人が書いても同じように良い文章になるはずですよね。しかし、結果は大きく異なります。伝える意味は同じでも、受ける印象や感動の大きさが明らかに異なる。そこには、確かに「表現力」の違いが存在する。表現力をイコール「感性」とは言えませんが、ロジックだけでは語れないものがあるのも事実です。では、どうやってその表現力を磨くのか、感動させられるような文章をかけるようになるのか。その話は、長くなるので、また今度お話しますね。

努力しても、報われない理由

多くの人が、欲張りすぎ。欲張って頑張りすぎだと感じます。頑張ることは、これとこれだけと決めないと、全部頑張ろうとすると、破綻します。
 時間は24時間しかないし、
物事はすべてトレードオフ。 あっちを頑張れば、こっちの時間がなくなる。
 たとえば、ワーキングマザーが、
仕事も、育児も、料理も、片付けも完璧に、
とか、自分を追い込むのにもほどがある。 「ステキな奥さま」情報に翻弄されず、 プライオリティで生きては?と思う。私の優先度は、仕事と育児。 料理は時短、片付けは週末のみ。 散らかっていたって罪悪感は感じない。  人が来るときは、
空き部屋に全部押し込む。笑 疲れていたら、片付いてなくても 昼寝してその日は外食にする。 
それでも、時間が足りなくて
やめられることは何かと考えてる。 
仕事も同じ。自分がやらなければいけない仕事以外は、できるだけ誰かにお願いするといい。あなたが、フリーランスや事業主なら特に。私は、フリーランスになってから何年もの間、あれもこれも一人でやっていました。事務も、お客さま対応も、交渉も、提案も企画も、コピーライティングも、経理も、リサーチも、資料作成も、掃除も、スケジューリングも、進行管理も、、、全部一人でやっていたのです。そこに家事・育児まであったのですね。常に時間がなくて、土日も祝日もお盆も正月も区別なく働いていました。そして、幼い娘に我慢ばかりさせていました。それが一番の後悔です。今は、資料作成はアシスタントさんにお願いし、リサーチは外部の人へ、進行管理はスタッフに、事務・経理も専任スタッフへ制作もかなりスタッフにお任せしています。 私は、企画、交渉、コンセプトメイキング、プレゼンテーション、マーケティングプラン。少し編集やコピーライティング。得意なところだけに集中しています。正解だったなぁと思うことは、さほど儲かっていなかった頃から、アシスタントさんを採用したということ。すると、それに見合って収益が上がったのです。結果が出る前に、結果が出ている人のマインドセットを採用する。それを常に意識しています。話が横道にそれたのでもとに戻すと、「すべてを努力することは、 一つも努力していないのに等しい」私は自分にそう言い聞かせています。