劣等感を消し去る言葉

今朝、ハンドクリームを塗っていて、

ふと思い出したことがあります。

それは、私を涙ぐませた、ある人の言葉。


私の手は、子どもの頃から、

乾燥するとすぐにしわっぽくなるし、

気をつけていても、

すぐに荒れてしまうのです。


手が、年齢よりも老けて見えて、

それがコンプレックスで、

人に見られないように

手の甲を隠したりしていました。


そんな私の手を見て

こういった人がいます。

「どんなに若く見える人でも、

 手と首は年齢を隠せないらしいよ」


また、別の人は言いました。

「手を洗うたびに、

 ハンドクリームを塗った方がいいよ」


もう少し優しい人もいました。

「そんなの、気にしなくていいよ」



そして、あるとき、

当時、親しかった人に、言われたセリフが、

「その手は、いっぱい仕事をしている手だね。 働き者の手だ」


私は一瞬で心を掴まれました。


自分の手の話題で、

居心地の悪さを感じなかったのは、

このときが初めてでした。


その人は、いつも、

そういう話し方をしていました。


人を思いやる「優しさ」とは、

ときに想像力なのだと思う。


痛みを思いやり、

どうしたら、相手の心を包み込めるかと

想像する。


どのようにしたら、言葉の力を、

目の前の相手のために、使えるだろうか、と。

ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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