思ったほど伝わらないのが文章

それは、覚悟しておいた方がいいと思います。

思っている以上に、伝わっていないから。


書いたものを、「送ったから」

「配信したから」「投稿したから」といって、

理解してもらえていると思ったら、大間違いだったりします。


たとえば、友だちにメールを送ったあと、


「じゃあ、渋谷のイタリアンでいい?」 と聞いてくる。

「だから、あそこはお休みだって書いたじゃない、さっきのメールに・・」


似たような経験はありませんか? 

「書いたでしょ!読んでないの?」

と思ったこと。


特に男性や、男っぽい女性(?)は、

長いメールを読み切れない傾向があるような気がしますね。

余談ですが。


とにかく、それ、その人特有ではありません。

みんな、そんなものです。


あなたが、どんなに真剣に文章を
書いたとしても、

あなたが真剣に書いているのと、
同じ真剣さでは、人は読んでくれないのです。


不特定の相手への長い文章ならなおさら、

文章全体をざーっと読み流し、

読み手の脳は、その中から

肝心な(と思える)ところをピックアップして

そこだけを記憶にとどめようとするでしょう。


けれども、そんな中で、例外がいくつかあります。

つい、読みふけってしまう文章。


それは、読み物として完成度の高い、興味深い文章。

その「表現力」に震えたとき、

その「視点や核心」に驚いたとき、

「ストーリー性のある物語」だったときも
そうかもしれません。


しかし、ピカイチは、

「自分に深く関係のある内容」

だったときです。


誰かにメールするときも、

自分の話より、相手の話を書いた方が、
確実に返事が早く、文面も長くなると思います。


ですから、仕事上でも、

読んでほしい対象者の
生活環境や嗜好をリサーチをして、

自分が伝えたいことと、
その人が交わる接点はどこなのか・・

そんなことを考えながら、書いてみたりします。

ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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