集客って、大勢集めればそれでいいの?

昨日、友人(昔の仕事仲間)からこんな話を聞いた。


とある採用情報サイトに、社員が欲しくて出稿したときに、

(その人は、その会社の取締役の立場)

そこのメディアの担当者が、いろいろとアドバイスをされるそうなのだが・・。


会社が、欲しい人物像は、やる気のある新人。

募集するのは制作者なので、憶えることもたくさんあり、
夢中で、学んで経験を積み、実力をつけていってくれる人。

やればやっただけ評価して、給料をどんどん上げていくから、
がんばって稼ぐ野心のある人。

そういう人に応えられる会社なのだという。


それに対して、掲載メディア側担当者のアドバイスはというと、


「制作会社にしては、残業少なめですよね。そこ押して行きましょう」

「休みが多いことや、条件が整っているところ前面に出しましょう」

「最近の若い人は、休みの多さとか、条件面で選ぶので、

そういう面を強調しないと、応募数が増えないですよ」


と言うのだそう。


「でも、条件や休みの多さを見て来られてもなあ、どうなんだろう」

と友人は言う。


最近の若い人は・・とかいう話ではない。

その募集のコピーが、果たしてどうなんだろう、と私は思った。


マジョリティに合わせたコピーを書いて、

大勢集めればいいってものではないんじゃないのかな。


欲しい人材像が

「仕事にやりがいを求めている、やる気のある野心家」なら、

その人たちの心に届くコピーを書くべきなのではないか。


8割のマジョリティに来てもらうより、

たった1割でも、ピンポイントで求める人材の目にとまり、

その人たちに来てもらう方が大事なんじゃないだろうか?


誰の心に響かせたいのか。

より多くの人に気に入られれば、それでいいのか。


媒体は、反応の多さを数値化して評価されるだろうから

わからないでもないけれど。


これから、新しい仕事に臨もうとしている人への

メッセージなら、


その仕事のやりがい、面白さ、楽しさ、

共感できるミッション、高い志と将来性、

先輩たちが培っているチーム力、


押すならそっちではないのかなあ。


ちょっと考えてしまいました。


ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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