不正を招く「3つの要素」

非難が集中している
舛添都知事の不正問題。

こういうことが
起こると思うのだけど、

さして罪悪感ももたずに
不正をしてしまえる風潮や

社会の仕組みもどうなの
と思う。


過去のブログにも一度書いた

ドナルド・R・クレッシー が唱えた
「不正のトライアングル」

という理論


これ、私は

情報セキュリティ関連の仕事で

たまたま知ったのですが。


この理論には、

不正をしてしまう

3要素が定義されています。

不正のトライアングル


「不正をしようと思えばできる環境」

   機会


「不正を行うしかない心情」

   動機


「良心の呵責を乗り越えてしまう」

   正当化



これらが揃うと
不正をしてしまう、と。

人は弱い。
一度許されると二度。
二度許されると三度。


三度許されると
あたりまえになってしまう。

本人の
「正義感」や「誠実さ」は
もちろん大切なことなのだけど、


繰り返し、繰り返し

同じような不正の話が

後を絶たないと、


罪悪感をもたなくなる「風潮」や
簡単にできてしまう「環境」、

そういう状況を

仕組み的に変えていくことは、

できないものなんだろうか、
と思う。

ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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