「あなたの運気が見えるだって?」この話、どう思いますか?

今朝、あるJRの駅からバス路線へと

乗り換えようとしていたときのこと。


ひとりの女性が、人混みの中から、

私を追いかけて走り寄ってきた。


腕をちょっとひっぱられ、

「ちょっと、すみません、
 こんなこと突然、あれなんですけど
 おしえてさしあげないといけないと思って」


私はスカートでもめくれあがっているのか、

あるいは、

バッグからスマホが垂れ下がっているとか、

何か粗相をおしえてくれるのかと、

とっさに思った。


続きを聞いてみると、

「あなたかまわりの方に、昨年、何か
 大きな変化がありませんでしたか?
 額にはっきりと赤い光が見えているので」


私は、

(え!?確かに大きな変化があったけど?)


と思ってしまい、立ち止まると、

「今年はあなたにとって重要な年になります。
 少しお話できませんか」

という。



身なりは普通に地味。

黒髪をひとつに束ねた、30歳前後の女性。


「話を聞いてみたいけど、いま急いでいるので」

というと、

「連絡ください。今月中に。運気が変わってしまうので」

と名刺をくれた。


「必ず」

とは、言われなかったが、態度がそう言っていた。

絶対に伝えないといけないのだ、というような態度。


普段は、非科学的なことは、まったく信じないたちなのですが、

本当に、昨年のできごとをきっかけに、

今年は大きな変化のときなので、

その女性の言うことが、ものすごく気になってしまった。


いやいや、人がうっかりご利益のあるという高い壺を買ってしまうのは

こういう時なのかもしれない。


「あなたか周りの人に昨年、大きな変化がありませんでしたか?」

10人に声をかければ1人くらいはあてはまるだろうか。


それでも、まだ気になって

眺めてしまう、この名刺。


あなたは、どう思いますか?


もしも、連絡してしまったら、後日談を書こうと思います。


(実話です)

ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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