こんな文章は嫌われる!?

専門スキルをもっている人が、ノウハウを伝えるブログは多いですよね。

私も「文章の書き方」をこうしてブログに書いています。

そこで心して気をつけていることがあります。


■ 読者に「ダメ出し」をすると嫌われる


例えば、「タイトルの重要性を伝える」文章の出だし、


 ● 上から目線の例 ↓

「あなたのブログ記事、タイトルをただの要約にしていませんか? そんなタイトルをつけていると、最初からクリックすらしてもらえません。もっと頭をひねって魅力的なタイトルをつけましょう。魅力的なタイトルとは・・・」


このようなダメ出しをしてしまうと、これに少しでも該当する方が、いや~な思いをして、

「何をえらそうに!」という感情を引き起こさせ、心の中で反論をしたくなります。

書き手に嫌悪感を抱かせる原因にもなります。


この手の失敗、実は、私もしたことがあります。

速攻で反論コメントがつきました。(^_^;)


 ● 横から目線に変えてみると・・ ↓

「ブログ記事のタイトルはとても重要です。ただの要約のようなタイトルをつけるとアクセス数が激減してしまうことも・・。魅力的なタイトルはとても有効です。魅力的なタイトルとは・・・・」


これなら、読み手はいやな思いをせず、読み進められます。

目上の方に一対一で話しかけているつもりで書くと良いかもしれません。


■ 読み手の「感情」に気を配ること


文章を書くからには何かしら目的がありますよね?

「誰に」「何を伝えて」「何を感じてもらいたいのか」


その過程で、最も重要なことの一つは、

読み手の「感情」に気を配ること、だと私は思います。


ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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