ヒラメキを生み出す方法とは?3年ほど前まで、私はダンスにとても夢中になっていました。 そのときに師事していた先生がおっしゃった言葉がとても印象深く記憶に残っています。「才能だとか素質だとか、それはもちろんあるよ。でもね、『才能がないと到達できない限界がある』なんて、そんなセリフはね、世界チャンピオンを競い合っているようなダンサーレベルのことだよ。努力して鍛えれば、誰でも、舞台で人を魅了する程度のダンスは踊れるようになるんだよ」これは、あらゆることに言えると思います。文章を書くことにおいても、才能とか素質とか、、、もちろんそれもあると思います。しかし、私たちが狙っているのは、芥川賞や直木賞をとるような話ではないですよね?きちんと、順を追って学んでいけば...01Aug2018クリエイティビティ文章の書き方
わかりにくい文章の方が良いこともある昨日、「なぜ文章は「感性」よりも「ロジック」なのか」 という話を書いたら、「なるほど、ロジックが大切だということはわかりました。では、具体的にどうしたら良いのか、そのロジックを少しでも教えてください」とのリクエストをいただきました。なので、今日は、ターゲティング(対象者を決める)について少し、お話ししたいと思います。なぜなら、これが、できていない人が、非常に多いと感じるからです。以前、こんなことがありました。 大勢の前でプレゼンテーションできる機会をもらい、 短いお話をした時のことです。 私はそれなりの専門用語を使い、 深く突っ込んだ話をしました。 すると、そこに参加していた Wさんが、あ...26Jul2018コンセプトを定義する文章の書き方
なぜ文章は「感性」よりも「ロジック」なのか?「毎回、ロジックが大切だと書いていますが、感性も絶対的に必要ではないですか?」という質問を受けました。昨日お伝えしたように感性もとても大事だと思います。ですが、私は、文章を書くには感性よりロジックが大切だということを、たびたび伝えています。では、なぜ感性よりロジックが大切だと何度も伝えているのか。それは、ロジックは再現性が高いからです。感性、センス、無意識の感覚、それはとても貴重なものです。鍛え続け、磨き続けるべきものだと思います。プロのライターであれば、なおさらですね。しかし、それは、一朝一夕に鍛えられるものではありません。生まれつきの素質に、長年の経験が積み重ねられて磨かれていくものでしょう。しかし、ロジックは仕組みさえ理解でき...25Jul2018文章の書き方
「脳」は「数字」にダマされる今日は、数字のマジックのお話。使えるワザなので、あなたとシェアしたいと思います。ある本のプロモーションコピーから。(転載OKのものです)あなたは脳腫瘍で手術しなければなりません。手術をしないと余命は1年と告げられました。 ここに、2つの病院があります。 A病院の先生 「死亡する可能性もありますが、生存率95%の手術です。」 B病院の先生 「受けた患者の20人に1人が死亡する手術です。」 あなたはどちらの手術を受けますか? ・ ・ ・あなたが、数字に強いなら、もう、おわかりだと思いますが、 この2つは数学的には全く同じ確率です。しかし、これを見たほとんどの人が B病院の方をより危険だと感じています。 これは「フレーミング効果」を応用し...12May2016ライティング・テクニックマーケティング読書コピーライティング心理学とか脳科学とかアイデアの出し方文章の書き方
文章:トリッキーな書き出だしで、つかむおととい、投稿した新設出版社の話。今日、発売した1冊めの本「脳をダマせ!『カタい頭を自由なアイデアの源泉につなぐ』」が、AmazonのKindle有料本「教育学」カテゴリで1位になりました。有料Kindle本全体の中でも、第8位です。(後に4位まであがりました)まだ初日なので、ここからじわじわ上がってくるのではないかと思います。(私は編集者として、制作にかかわりました)この商品案内のコピーも担当したので、今日はそれを紹介したいと思います。このコピーでは、「へ? どういうこと?」 と思わせるトリッキーな書き出しをしています。いったいどういうことなのか、その先を、読んでみたいと思わせる戦法です。著者の「はじめに」の書き出しを冒頭で紹介し...06Apr2016コピーライティング心理学とか脳科学とかアイデアの出し方文章の書き方
文章を書くよりも、もっと時間をかけて準備することは?いくつかありますが、そのうちの一つが、 「リサーチ」 です。コピーライティングって、空からひらめきが降ってくるようなイメージを持たれているのかな、と思うことがままあるのですが、私は、この仕事は、もっと泥臭いものだと思っています。今日は、某企業のブランディングコピーをひとつ書いたのですが、取材に数時間、資料の読み込みに数時間、そして、リサーチに丸1日くらいかけました。海外の情報が欲しかったので、アメリカ、イギリス、アルゼンチン、グアムにいる友人に連絡をとってヒアリングしたりも。書く時間は、1~2時間くらい。500文字くらいです。これは、構成や表現力を揉む時間。書く前に、それを知るということ。そのために、リサーチは欠かせません。文章表現...06Feb2016ブランディング書く前の準備コンセプトを定義するライターの業界文章の書き方
こんな文章は嫌われる!?専門スキルをもっている人が、ノウハウを伝えるブログは多いですよね。私も「文章の書き方」をこうしてブログに書いています。そこで心して気をつけていることがあります。■ 読者に「ダメ出し」をすると嫌われる例えば、「タイトルの重要性を伝える」文章の出だし、 ● 上から目線の例 ↓「あなたのブログ記事、タイトルをただの要約にしていませんか? そんなタイトルをつけていると、最初からクリックすらしてもらえません。もっと頭をひねって魅力的なタイトルをつけましょう。魅力的なタイトルとは・・・」このようなダメ出しをしてしまうと、これに少しでも該当する方が、いや~な思いをして、「何をえらそうに!」という感情を引き起こさせ、心の中で反論をしたくなります。書...10May2015文章の書き方
文章のリズムと快感読みやすい文章にするために気をつけていることがいくつかあるのですが、その中のひとつをご紹介したいと思います。■ 流れるような「リズム」を作るお仕事でご一緒している、とある出版社の社長さんがおっしゃっていました。たくさんの作家さんの卵、ライターさんの卵の文章を読んでいらして感じられたのでしょう。文章を精査するときに、「リズム感が良くなければ読めない」と。これは、自分の書いた文章を、声に出して読んでみるとよくわかります。頭の中で読むよりも声に出した方がシビアにわかるのです。どこかでつっかかるようなら、そこは直した方がいい。すらすらと声に出して読めればOKです。■ 「快感」をとぎれさせない気配り多くの人にとって、文章を読むことは、知的好奇...09May2015文章の書き方
文章をすらすら短時間で書く方法話すのは得意だが、書くのが苦手という人はとても多いですね。(私は逆ですが・・)・饒舌に説明できるのに、文章になると、急に固まってしまって手が動かない。・アイデアはあるのに、いざ書きはじめると、メルマガ程度の文章量でも、書き終わるまでに2時間くらいかかってしまう。そんな人も少なくないようです。話せるのに書けないという人は、次の順で書いてみてください。書くスピードが驚くほど早くなると思います。1) 何を書くのか決める主なアイデア(テーマ)を決めます。2) 構成を決める要素を目次のように書き出します。3)話すように書いてみる構成を見ながら、誰かに話して説明しているつもりで、どんどん書く。つまり、頭に思いついたことを、言葉の適切さとか、文章...26Nov2014文章の書き方