なぜ、その言葉に感動してしまうのか

今朝、見つけた、化粧品ブランドSKⅡのCM動画です。


この中で、美容家の神埼恵さんが語っています。

その後半のセリフがとても印象に残ったのでご紹介します。


前半のセリフが後半に活きてくるので、できれば、

動画を見てから読んでいただきたいのですが。


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私の中でのキレイは、

外見を美しくすることではなく

自分の生き方を美しくすること。


自分が自分をキレイだと思える、

そこから生まれる力、勇気が湧いてくる。


運命は決められたくない、他人に。

成功するのも、失敗するのも、

自分のせいにしたい。

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タイトルは

「運命を変えよう」


私には、とても共感できるメッセージでした。

この言葉は多くの人に共感を呼ぶのではないでしょうか。

でも、感動を呼ぶポイントは、背景にあります。


離婚してシングルマザーとして苦労して生きてきた彼女が、

痛みや苦しさを体験する中で、

子どものなにげない言葉に「はっ」として、

「変わろう」と思った。

そういう強い意志から生まれた思いなのだということ。


そこに信ぴょう性が感じられ、共感し、感動するのです。


ストーリー。

見る人の共感を呼び、感動を生むもの。

ブランディングにも、製品プロモーションにも、

根底に、


「なぜ、これを提供できるのか?」


と納得させるストーリーがあることが大切です。

たとえ、それが表に見えていなくても、です。

(隠れたストーリーについては、また今度書きたいと思います)

ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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