優れたコピーライターほど文章以外にも口を出すこんにちは、杉浦由佳です。なぜコピーライターが、文章以外のことにまで口を出すのか。コピーライターは、どうしたら対象者の心を、動かすことができるのかをいつも考えています。そのためには、文章以外の要素も大切であると知っているのです。・プロフィール写真の印象。・営業マンの服装。・メッセージカードの紙質。・WEBサイトのデザイン。・先着特典の内容。などなど、言葉だけでなく、これら全部がメッセージです。発信者(あるいは会社)は、どんな人なのか。顧客をどう思っているのか。どういう姿勢で、ビジネスをしているのか。発信者が意図しているか否かに関わらず、つねに非言語のメッセージを発信しています。文章の力だけを過信せず、コピーライティング以外の要素が、...11Jan2018コピーライティング
「欠点」がある方が、魅力的になる!?形の不揃いの野菜、角を落としたときにできたチーズケーキの端っこ「形が悪いので正規品として出すことはできませんが、 もったいないので、特別価格でお譲りします」この、半端なケーキがあまりにも売れるので、実は、半端な形のケーキをわざわざ工場で大量生産していたといわれているメーカーさんもあります。ワケあり商品がなぜ売れるのか。これは、「両面提示」と言われる説得の手法。「片面提示」は、メリットだけを伝える方法、「両面提示」は、デメリットとメリットの両方を伝える方法。いいことばかりをプッシュされると、商売くさくて、信ぴょう性に欠けてしまう。しかし、ネガティブなことも伝えられると、信頼感が増してくる。きれいでかわいいケーキでなくても、「不揃いのワ...14Aug2016ライティング・テクニックコピーライティング心理学とか脳科学とか文章の書き方
世界初。リビングでバスケ練習ができる「エアドリブル」先月、仕事で携わった製品が、面白かった。書いても良いとのことなので、ご紹介したい。普段、コピーライティングの仕事は、わたしが書きましたと公表できる仕事が少なく。開発秘話を山ほど聞く仕事なのだけど、話してはいけないので、もんもんとする仕事なのです。さて、この製品、これまで世になかったバスケットボールのドリブル練習用のトランポリン。製品名は「エアドリブル」このちらしのコピーライティングを担当させてもらいました。12Aug2016コピーライティング仕事のご縁
「知らない」が強みになる!?(コピーライティング)コピーライターは、通常、どこかの企業専属ではないので、ひとつの商品にずーっと長く深くかかわっているわけではありません。それなのに、その商品について、最大限に魅力を引き出したものを、読む人に見せていかなければならない仕事です。そんな中で、偽りや飾りではなく、その魅力を、もしかしたら、メーカーさんもこれまでのファンの方も気づいていない魅力を引き出せることがあります。「知らない」ということは、ふつうに考えるとデメリットです。ですから、その商品について、その業界について、市場でその商品がどのようなポジションにいるのか、どのような人たちに受け入れられているのか、そのようなことも、リサーチして、参考にします。しかし、その商品にどっぷりとかかわっ...09Aug2016コピーライティングライターの業界
インターネットビジネス相関図これは、あなたがインターネットを使ったビジネスを立ち上げる場合に検討するかもしれないすべての活動を細分化した図です。 13May2016マーケティングIT の話読書コピーライティング
「脳」は「数字」にダマされる今日は、数字のマジックのお話。使えるワザなので、あなたとシェアしたいと思います。ある本のプロモーションコピーから。(転載OKのものです)あなたは脳腫瘍で手術しなければなりません。手術をしないと余命は1年と告げられました。 ここに、2つの病院があります。 A病院の先生 「死亡する可能性もありますが、生存率95%の手術です。」 B病院の先生 「受けた患者の20人に1人が死亡する手術です。」 あなたはどちらの手術を受けますか? ・ ・ ・あなたが、数字に強いなら、もう、おわかりだと思いますが、 この2つは数学的には全く同じ確率です。しかし、これを見たほとんどの人が B病院の方をより危険だと感じています。 これは「フレーミング効果」を応用し...12May2016ライティング・テクニックマーケティング読書コピーライティング心理学とか脳科学とかアイデアの出し方文章の書き方
iPhone には売上よりも重要なことがある先日、アップルの CEO ティム・クック氏が CNBC のインタビューで、ここ四半期の業績低迷について尋ねられ、市場の反応は大げさだと説明した後に、こんなことを応えています。---------------------------------------------------------------しかし、最も我々が重要だと考えているのは、ユーザーが我々の製品を愛してくれているか、そして実際に使ってみて、飽くなき満足と忠誠心を抱いてくれているかどうかだ。これこそが我々が真に重要だとみなしていることであり、長い目でみてアップルにとって本当に重要なことなのだ。----------------------------------...05May2016IT の話ブランディング異業種のプロたちコピーライティング
集客って、大勢集めればそれでいいの?昨日、友人(昔の仕事仲間)からこんな話を聞いた。とある採用情報サイトに、社員が欲しくて出稿したときに、(その人は、その会社の取締役の立場)そこのメディアの担当者が、いろいろとアドバイスをされるそうなのだが・・。会社が、欲しい人物像は、やる気のある新人。募集するのは制作者なので、憶えることもたくさんあり、夢中で、学んで経験を積み、実力をつけていってくれる人。やればやっただけ評価して、給料をどんどん上げていくから、がんばって稼ぐ野心のある人。そういう人に応えられる会社なのだという。それに対して、掲載メディア側担当者のアドバイスはというと、「制作会社にしては、残業少なめですよね。そこ押して行きましょう」「休みが多いことや、条件が整っている...28Apr2016興味深いできごとコピーライティングコンセプトを定義する
近道なんかない。でも確実な道はある。昨日、TVで野口健さんを見かけました。熊本で、車中で眠る被災者の健康のために、足を伸ばして寝られるように、テントを提供しているというニュースでした。「足伸ばして眠れる」…野口健さんがテント提供野口さんといえば、何年か前、一橋大学に講演にいらしたときに聴講させてもらいました。そのときに、お話されていたことで印象に残ったことの一つを、今日は、ご紹介します。それは、次のような主旨の話でした。------------------------------------------------------「若い人たちに向けて、どうやったら大きな夢を叶えられるのかおしえてあげてください」などとインタビューされることがある。コツのようなものを、求めら...25Apr2016コピーライティング
思ったほど伝わらないのが文章それは、覚悟しておいた方がいいと思います。思っている以上に、伝わっていないから。書いたものを、「送ったから」「配信したから」「投稿したから」といって、理解してもらえていると思ったら、大間違いだったりします。たとえば、友だちにメールを送ったあと、「じゃあ、渋谷のイタリアンでいい?」 と聞いてくる。「だから、あそこはお休みだって書いたじゃない、さっきのメールに・・」似たような経験はありませんか? 「書いたでしょ!読んでないの?」と思ったこと。特に男性や、男っぽい女性(?)は、長いメールを読み切れない傾向があるような気がしますね。余談ですが。とにかく、それ、その人特有ではありません。みんな、そんなものです。あなたが、どんなに真剣に文章を書...22Apr2016コピーライティング書く前の準備文章の書き方
「最悪なできごと」は、「宝」になる。昨年の終盤から、もう最悪!なことが、いくつも起こりました。次々と起こりました。もう、ほんとうに。筆舌に尽くしがたい、苦痛・悲しみ・屈辱・嘆き・失意・・。最近は、ああ、「人生が大きく変わっていくなぁ」と実感しています。(もう立ち直ってます。 だからこうして書けているので大丈夫です。 すごい自己開示してるな、私)さて、そんな「もう最悪!」なできごとの数々、これは宝になります。あのね、これ、したくてする経験じゃないからね。絶対に、求めて得るものじゃないから。だって「最悪」なできごとですから。だからこそ、貴重な体験でもある。たいていは、自分が招いたことであることが多いのですが。自分がしたことが原因で、巡り巡って、それが時間差で結果としてやっ...16Apr2016コピーライティング人間関係