専門家より素人の方が詳しい時代

今日は、1日、在宅で仕事。

情報セキュリティの連載記事を1本書き、
某企業のブランディングの資料整理などしています。


ITのインフラ系のライティングは、
元ITエンジニアなので昔とった杵柄、

調べれば理解できる程度の基礎がある。

それが強みで、IT企業の仕事はよく声がかかる。


調べれば理解できる、で思い出したけど、
先日、ランチを一緒したN氏( 開発会社の社長)が言ってた。

「なんでも聞いてきて困る社員がいる」と。

プログラミング上の解決策の話。


「ネットで検索すれば、いまの時代、
わからないことなんか、ひとつもないやろ。
ひとっつもないで!」


で、社員がきいてきたことを、

「自分でさがせよ」と
ぶつぶつ言いながら、ネットで検索して、

見つけた答えをおしえるんだそうな。


「ひとっつもない、は言い過ぎじゃない?」

「そのものずばりの答えはなくても、おおよそ、そこから答えにたどり着けるヒントは得られるよ。便利な時代になったよなー」


ほんとだ。

私も書くときに調べ物をするのに、使わぬ日はなく、
Google先生には頭が上がらない。


いまや、専門家よりも素人の方が詳しい時代。

たとえば、電気屋さんに掃除機を買いに行くとして、
きっと、電気屋さんよりも、私の方が詳しい。


私がほしい大きさと吸引力の掃除機に限ってなら、

ほとんどのメーカーのものを比較検討してから

お店に行くだろうから、


冷蔵庫や洗濯機、ヘアドライヤー、電子レンジまで
幅広く憶えなきゃいけない
お店の人には負ける気がしません。

(実際は、Amazonで買うけど)


こういう時代に、専門家は、
何を売りにすればいいのか。

結果? 成果? 


もはや、専門知識を提供できるということだけでは、

強みになりにくい時代だな、と思う。


ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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