文章のリズムと快感

読みやすい文章にするために気をつけていることがいくつかあるのですが、その中のひとつをご紹介したいと思います。


■ 流れるような「リズム」を作る


お仕事でご一緒している、とある出版社の社長さんがおっしゃっていました。

たくさんの作家さんの卵、ライターさんの卵の文章を読んでいらして感じられたのでしょう。文章を精査するときに、「リズム感が良くなければ読めない」と。


これは、自分の書いた文章を、声に出して読んでみるとよくわかります。


頭の中で読むよりも声に出した方がシビアにわかるのです。

どこかでつっかかるようなら、そこは直した方がいい。

すらすらと声に出して読めればOKです。


■ 「快感」をとぎれさせない気配り


多くの人にとって、文章を読むことは、知的好奇心を満たす「快感」だと私は思います。

読んでいるときに文章のリズムが乱れると「快」の感度が下がるのです。


読み手にとって、文章を読むことは「快感」でなければならない。

でなければ、読んではもらえないのです。

広告や宣伝なら、なおさらのことだと思います。


ライティング・コンサルタントの視点から

杉浦由佳  ライティング・コンサルタント。コピーライターとして独立して15年。書くための発想法、訴求力のある文章術などを中心に、仕事現場や日常のことなど、とりとめなく書いています。トレンド誌やビジネス誌のコラム広告のほか、企業のプロモーション支援・ブランディングに携わる一方、元ITエンジニアの杵柄で「情報セキュリティ」の連載記事なども執筆。「稼げるライターのためのライティング講座」 講師。

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