完成度だけが、感動を生む要因ではないよね学園祭の季節です。紅葉の絵に縁どられた手作りの看板が、なんとも懐かしい気持にさせられますね。今日は、深い縁あって、とある中高一貫校の学園祭に行き、演劇部の公演を観てきました。上演したのは、「広くてすてきな宇宙じゃないか」。アンドロイドのおばあちゃんと、派遣先の家族とのものがたり。家族愛にまつわる思いの行き違いなどを描いた作品です。これが、後半で、何回も泣けるのです。泣けた理由は、ストーリーを上手く演じていた、とかそういうことだけでは、たぶんないです。高校生たちの中には、ぎょっとするくらい演技の上手な人もいるのですけど、泣くほど感動したのは、たぶん、それだけじゃない。言ってしまえば、迫力勝ちでしょうか。思いっきりぶつけてくる演技が、鬼...10Sep2016クオリティ